平成11年度「臨時」総会記事 
日時：平成12年6月27日(16時～17時）
会場：国立オリンピック記念青少年総合センターC513
日本鉱物学会との雑誌統合にともなう補正予算の審議などのため､平成11年度臨時
総会が国立オリンピック記念青少年総合センターC513室において6月27日午後4時に開
かれ, 15名出席(委任状72)で, 会則17条により成立した｡ 臨時総会は, 谷口庶務常務
委員の開会宣言の後､議長に渡辺暉夫会員(北海道大学)を選出した｡次いで､平成11年度
に物故された山岡一雄､ 舟橋三男､ 鈴木敏明､ 須藤俊男､ 河野義礼の5会員の冥福を祈
って黙祷を捧げた後､議事にはいった｡
Ⅰ．報告及び承認事項
１. 平成11年度における下記の報告が谷口庶務常務委員､有馬行事常務
委員､吉田会員常務委員､藤巻編集委員長により行われた｡
(1) 日本岩石鉱物鉱床学会平成10年度総会並びに学術講演会が平成11
年9月23日(木)～26日(日)茨城大学水戸キャンパスにおいて行われた｡
(2) 2000年地球惑星科学関連学会合同大会が平成12年6月25日(日)～
28日(水)に､2000年WPGMが平成12年6月27日(火)～30日(金)に､
国立オリンピック記念青少年総合センターにおいて開催された｡
(3) 評議員会1回､常務委員会3回のほか､科学研究費問題検討小委員会､渡邉萬次郎賞推薦
委員会､研究奨励賞審査委員会などを随時開催した｡なおこの間､評議員会や常務委員
会においては､鉱物学会との統合雑誌の件､統合雑誌に対する科学研究費補助金不採択
の件及びそれらに関連して予算について集中的に審議が行われた｡
(4) 平成12年6月22日時点における会員数は正会員598名(含海外8名)､鉱物学会との共通
会員170名､大学院･学生会員77名､同共通会員2名､永年会員4名､名誉会員4名､購読会員
71件､特別会員10件である｡平成11年度中(平成11年9月21日～平成12年6月17日までの
10ヶ月)の入会者は正会員4名､大学院･学生会員5名､復活会員2名の計11名､購読会員は
1件であった｡退会者は正会員9名､物故会員5名､不明者6名の計20名､購読会員4件(18冊)
であった｡なおその他の会員は､海外購読会員4件､海外交換寄贈36件､国内交換11件､国
内寄贈5件を含め､総計992件(17件減)､1,017冊(38冊減)であった｡
(5) 会誌は｢岩鉱｣94巻1号から12号と95巻1号～3号までを発行し､更に､新統合雑誌JMPS(Journal
of Mineralogical and Petrological Sciences, 95巻4号)及びGKK(岩石鉱物科学､29巻2号)
の発行が終了している｡｢岩鉱｣94巻の掲載内容は論説28件390頁(内英文13件198頁､和文15件192
頁)､短報1件3頁(和文1件)､総説1件11頁､目次14頁､新刊紹介4件4頁､追悼1件2頁､会報92頁､プロ
グラム1件20頁で合計536頁であった｡95巻1号から3号の掲載内容は論説5件68頁(内英文4件58頁､
和文1件10頁)､目次25頁､新刊紹介1件1頁､会報20頁で合計114頁であった｡新統合雑誌JMPS95巻4
号は66頁で､今後年間300頁の総頁数を予定しており､またGKK29巻2号は70頁で,今後年間300頁の
総頁数を予定している｡
２. 大谷会計常務委員より第1表（本誌114頁参照）により, 平成11年度会計中間報告がなされた｡
３. 荒井会員より研連報告があり､地学系研連人数の削減､地学教育､国立大学などの独立行政法人化､
オーバードクター, IMA誘致,学会誌などに対する科研費出版助成のｶｯﾄ,地学系での改編などの
諸問題について検討が加えられているとのことであった｡
Ⅱ．審議事項
１. 平成11年度補正予算について, 大谷会計常務委員より第2表（本誌114頁参照）のような提案があり,
審議の後,承認された｡
２. 科研費助成金のｶｯﾄに伴う平成12年度運営並びに予算案大幅見直しについて, 大谷常務委員
より説明があった｡
３. 次年度予算案の内容について,特に科研費助成金のｶｯﾄに伴なう歳入
不足が予想され,財政的に厳しい状況であることから,吉田常務委員より,会費値上げの必要性が述
べられ,質疑応答を行った｡吉田常務委員からは,歳入不足による赤字を累積させないためには,財政
的な多様な努力とともに, 8,000円の会費を10,000円とする程度の会費値上げを, 来年度(9月以降)
より実施する必要があるとの意見が述べられた｡これについては, 会員各位による検討をお願いする
こととなった｡